キャリア

人は自分の仮説から検証したいものと理解しよう

新社会人が会社において自分の考えを貫いて実行に移すことは実は非常に難しい。ただ、これを教えてくれる先輩や上司は一人もいなかった。おそらく君がそこまでして考えたことは、君が今持っている情報を基に判断するときっと正しいと思う。だけれども、会社とはそう簡単にいかなくて、自ら考えて動け、といいながらも、実際には上司やそのうえが自分の考えを検証したいから動いてほしいという場合は結構多い。これは、自分自身がマネジメントをする立場になって正直に思うところである。

しかもたちが悪いことに、そのほとんどが君より考えていない場合が多い。これは驚くべきことだけど、本当にそういう上司はたくさん居る。

にも拘わらず、新人に「自ら考えて動け」という場合は、実際にはほとんど駒として扱っているにも関わらず、やれ成長だの、自己研鑽だのという耳障りの良い言葉を使ってマネジメントしている風を演出したい場合が多い。

それでもめげてはいけない。自分の考えをきちんと持ち、しっかりと理論的に考えることは必ず君の成長に役に立つ。もしかしたらそれは半年後、一年後とか、思っているよりも間近に迫った時期かもしれない。君の考えをいつ披露する機会が来るかはわからない。だから、いざというときにきちんとその深い考えに基づいた仮説を披露できるよう、絶対に腐ってはいけない。

こういうときはうまく立ち回ること。そして、自分の考えを貫きとおすことだけを考えるのではなくて、自分なりに目の前の雲行きを想定してみよう。自分はこう思う、だけど上司は別の意見を通そうとする、その違いのポイントはここ、そこまで分かったら一旦上司の言う通りにやってみる。

それでうまくいったら何が要因だったのか?うまくいかなかったら、ほれ見たことか!やっぱり自分で考えた論理の方が正しかったのではないか?ではそれを踏まえたうえで、次回以降、同様の状況になったときに自分の意見を通してみるにはどうすればよいのか?どんな情報が足りていなくて、その仮説はもしかすると、一回の検証で得られてしまうものではないのか?そんな風にちゃんとプランニングすると、上司のいう通りにしながらも、自分の意見の検証もうまくいけば同時にできちゃうし、自分としても納得感がある。

とにもかくにも、人はみんなコントロールしたがる。誰しも自分の仮説が正しいと思いたい、自分の仮説を一番先に検証したいと思うもの。そしてその権利は多くの場合、新人には与えられていない。それを受け入れたうえで、しかし腐らず、虎視眈々とチャンスを狙おう。