ゲイの話

同性愛者ならではの出会いに嫌悪感を覚える人へ

自分の恋愛対象が同性だってことを受け入れたあと、次に大きな障壁になるのは同じ仲間との出会い。

すんなりこっちの世界に馴染める人も中にはいるけど、大多数の人は最初は躊躇しちゃうよね。

その大きな理由の1つとして、ノンケとは違って、いわゆる出会い系を使ってやりとりする不自然な出会いへの抵抗感があるんじゃないかと思って、今日はそんなゲイの出会いに対して考えたことを記録してみます。

なぜ?嫌悪感や違和感を覚える出会い系

そもそもなぜ出会い系に対して嫌悪感や違和感を覚えるのか考えてみます。

これに対する一つのアンサーとして、「明らかに身体目的だとわかる投稿やアピール」に嫌悪感を感じるってのがあると思うんだよね。

しかも、同性愛を自認しはじめたときって、特に最初に目が触れやすいのは掲示版じゃないかな?

掲示版は数ある出会いツールの中でも特にそういった投稿が目立ちやすいので、なおさらそういう人たちばかりが集まる怖い場所的な位置づけになりがち。

ほかにも、有名なゲイの出会い系アプリ、ナインモンスターズでも、ハウリング機能を見るとやっぱり明らかに身体目的なテキストは必ずあるよね。まだ免疫のない方にとっては、確かに嫌悪感を育てる要素たるには十分かも、と思うわけです。

「自分って同性愛者かも?」と気付いて認めるのがある程度の年齢に達した場合であれば、恋愛経験もそれなりに豊富だろうし、受け入れられる器も育っている可能性が高いけど、初めて接する恋愛の入り口が欲望にまみれたものだと、尻込みしてしまうのも致し方無いよね。

ストレートの世界も似たようなもの

そんな強烈なイメージが最初に定着しちゃうもんだから、出会い系ないしはゲイの世界そのものに嫌悪感を抱いてしまうのかもしれないけど、実際には男女の世界も似たようなもので、そんなに大きく変わらない。これは本当に声を大にして言いたい。

男女の世界でも欲にまみれた投稿やアピールは探せばいくらでも出てくるし、逆に言えばゲイの世界でも真面目に出会いを探してる人(もちろん男女の世界でも)すんごいたくさんいる。掲示版やアプリではどうしてもそういったアピールが必ず目につくから、それが最初は衝撃的過ぎて記憶や印象として強く残りやすいのでは?というのがtiadの見解です。

じっくり、ゆっくり焦らず取り組んでいれば必ず真面目に出会いを探してる人と巡り会えます。

そんでもって、更に言うと、ストレートの世界でももはや出会い系は当たり前のように使われているツールになっています。ただ、呼び名が変わってマッチングアプリって呼ばれてる。だけど中身はいわゆる出会い系だよね。

なのでそもそも現代においては出会い系(マッチングアプリ)は至極ナチュラルな出会い方になっているんだよね。出会い系の呼び名を自分のなかでも変化させて、マッチングアプリと定義すれば、少しは一歩踏み出しやすくなるんじゃないかな?tiadの周りでは、ストレートな人で独身だと、マッチングアプリをしていない人の方がむしろ少数派です。

いや、それでも出会い系には違和感!という方も中にはいるよね。

そんな方におすすめなのが、まずは最初の友達をつくるってこと。んでもって、その最初の友達をつくるツールは出会い系じゃなくて、ツイッターやインスタグラムといった、ふっつーに使用されているSNS。

これなら、よりナチュラルに近いでしょ?

普段の言動や生活が垣間見えるから、相手の人となりも事前に知れるし。まずは友達をつくる→その友達も含めて、友達の友達と遊んでみる、ってことをすると、中にはあなたの好みの人がいるかも?ふつーに友人付き合いの中で恋愛に発展するんだから、めちゃくちゃ自然な出会いでしょ?ぜひともおすすめ。

tiadもやっているのでぜひフォローしてね。友達になりましょう!

&https://tiad.xyz/2021/05/31/meet/

自分を受け入れて認めてあげよう

かくいう自分も自分自身が同性愛者であることを認め始めたとき、人一倍どころか、周囲のゲイと比べると誰よりも、ものすごーく警戒してました。

実際に昔・むかーしを思い起こすと、自分自身もめちゃくちゃ抵抗感があったなーと。あの頃はまだアプリなんてなくて、出会い系といえばトラブルの大元、くらいに思ってた笑。サクラとか高額請求されるサイトでしょ?みたいな笑。

だけどそれを偶然にも同じくゲイだった同級生にぶつけてみたら、さらっと否定されて、「意外とノンケと何も変わりないよー笑。」って言われてしまって。そんなわけないだろと思ってたけど、あれから色んなこと経験して、周りのノンケの話を聞いてると、ほんとーになーんにも変わらないなって実感として思うようになった笑。

まぁ結果論と言われればそれまでなんだけど、だからといってずっと抵抗してても何も変わらない。

今この瞬間のあなたがいちばん人生の中で若い。若いってのはそれだけで謳歌する十分な理由になる。恋愛はほんとうに楽しいよ。こんなにも人生で自分の感情が左右されることは他にないくらい。んで、若いうちこそこの振れ幅は大きい。だから思いっきりそれを楽しんでほしい。もちろん悲しいこともあるけど、それも含めて人生の肥やしにしてほしい。

ゲイに生まれてきたからって、人生を味わい尽くす権利は奪われないよ。
自分を認めてあげて、人生を謳歌しよう。

tiadでした〜。