tidaです。
社会に出てみるといかに日本のサラリーマンの多くが思考停止しているかがわかります。
「自分で考えて行動する」ごくごく普通でありふれたフレーズですが実際にはこれができないサラリーマンが数多くいます。
先日、トヨタ社長の”終身雇用制度の継続厳しい発言”が話題になりましたね。
ついにサラリーマンがサバイバルする時代に突入するのではないでしょうか。
そんな時代に思考停止していたら大変なことになります。
今日はそんな思考停止に陥ってはいけない理由、自分で考えて行動することの重要性についていつも通り偉そうにまとめます。
Contents
サラリーマンが思考停止に陥るワケ
そんな思考停止に陥る、すなわち自分で考えること自体を放棄してしまう原因は何なのでしょうか。
tiadが思うに理由は2つあります。
サラリーマンの思考停止の原因①考えない方が楽だから
至ってシンプル。思考しないほうがラクだから。
だっていろんなことを考えるのって正直めんどくさいですよね。
よく商談とか、プレゼンの場で相手側の提示するデータをウンウンといってそのまま結論だけ見て先方の言う通りにそのままハイハイと言って同意するサラリーマンがたまーにいますが、つくづく自分で考えることを忘れているなぁと思います。
結局何が言いたいの?と意見を求めてくるタイプも実は自分で考えることができないサラリーマンであることがあります。
これ本当に社会に出るとたくさんいます。
特に営業職や交渉ごととは無縁なサラリーマンほどこの傾向が強いです。
営業職を経験している立場だと、どうやって相手に納得してもらうかは常々考えていますからね。
自分が逆の立場になった時には、ある程度手法が見透かせるものです。
話を戻すとこのケースの場合、データを見て自分で考えるのがめんどくさいから相手側の言うことをとりあえず飲み込もう(というか相手側のいうことを理解するので精一杯)といった感じです。
相手のペースに飲み込まれてしまってはいいカモになるだけですね。
普段から数字は常に批判的に、クリティカルに複数の視点で見ることが大切です。
サラリーマンの思考停止の原因②考えても結局無駄だから
これも今の社会で非常に多いと思います。
一生懸命に考えて行動したはずなのに、大して現場を分かってもいない上司にあっさり拒否されることを繰り返していると結局考えても無駄なんじゃないかと思い始めて思考停止に陥るパターン。
よく上司の言う「自分で考えて行動しろ」と言うのは「自分自身のアタマで」と言うよりも「私が言わなくても私の考えていることを想像してその通りに行動しろ」と言い換えたほうがいいかもしれません。
もっとも、優秀な上司というのは考えを聞いた上で一度部下に行動させてみるでしょう。
そしてもし失敗したらなぜ失敗したのか要因を分析して次へのアクションを促す、といったことをするはずですが、これが出来るような優秀な上司は意外と多くありません。
そんなわけで、結局しっかり考えても上に潰されるくらいなら最初から考えず、言われたことを粛々とこなす方が無駄に疲れずに済むということでどんどん思考が停止してしまうわけですね。
なんてたって、会社にいる8時間は最低でも粛々と作業しているだけなので、自然と思考停止に陥ってしまうのも無理はないのです。
それでも思考停止に陥ってはいけない3つの理由
そんな社会にはびこる思考停止ですが、たとえ面倒でも、上司に否定されようとも考えることをやめてはいけません。とtiadは思います。
かつて哲学者パスカルは言いました。
人間は考える葦である
パスカル「パンセ」より
考えることこそ、人間を人間たらしめているわけです。
つまり考えない人間は葦であると言っているわけです。衝撃です。
かくいうtiadも、何度も思考停止に陥りそうになったことがあります。
学生時代、どんなに教員を説得しても思う通りに研究を進められなかったり、仕事に就いても上司に上司自身のコピーを作るかのように同じように行動することを求められたり。
もちろん色んな意見があると思いますが、僕は絶対に自分の考えた通り、あるいは納得して腹落ちしないと行動するのが嫌なタイプでした。
しかし、今になって思うことはしっかりと自分の考え(自分なりに理論を組み立てて結論を出す)を持っていて本当に良かったということです。
その理由について述べていこうと思います。
騙されなくなる
騙されなくなるなんてちょっと大げさな書き方ですが、思考停止せずにきちんと自分なりに考えを持っていると騙されなくなります。
それこそ取引先との交渉事や外注先との商談等で、自分なりに考えて結論を出すといったことができないと、なんとなく相手のいうことに乗って(自分で思考するのがめんどくさいので)、OKしてしまうと損することも大いにあります。
ビジネスの場においてはオイシイ話には全て裏があります。
相手側も自分にベネフィットがないとあなたにオイシイ話を持ち掛けてきません。
相手も自分も同じくらいベネフィットがあるwin-winなら問題ありませんが、相手の話に頷いているだけではほぼ確実に向こうのwinの度合いが大きくなります。
こういったケースでは、相手のいうことや訴求するデータをクリティカル(批判的に)判断しつつ、質問しつつ、しっかりとこちらにも十分なベネフィットがあるかどうか判断しましょう。
これ、会社ならまだしも、個人で高額な情報商材とかで詐欺にあったりしたら最悪ですよね・・・。
自分の知恵を集積することができる
自分自身で考えて(あるいは他人に言われたことでも納得した上で)行動しなければ、得られた結果は成功であっても失敗であってもあまり意味を成しません。
成功したとしても、そこに至るプロセスにおいて自分自身が考えていないのでなぜ成功したのかをそもそも分析できないからです。
僕はこれがとても嫌でした。だからこそ、少しでも上司の言うことを理解しようと努めたこともありましたが、どう考えても僕の方が深く考えていると言う自負があったので(生意気なので笑)、抵抗感を拭い切れませんでした。
仮に失敗という形になったとしても、なぜ失敗したのかを起点から自分自身で、主体的に考えているため分析のしようは大いにあるわけです。
その場合はしっかりとPDCAを回せますよね。
そうすると次回はAct(改善)しながら動くことができるはずです。
これを高速で、且つ主体的に回すことができれば再現性の高い自分なりのパターンを身に付けることが出来、それは自分自身の一生の武器になります。
そういった武器を身に付けていると仕事では転職先でもスムーズにポジションを取れるようになるし、人生においても未来を自分自身で切り拓く助けになるでしょう。
人生を謳歌できる
最後はさらに大げさですが、思考停止に陥らずに自分の頭でしっかり考えて行動していけば、自分自身の人生を生きることが出来ます。
誰かのいう通りに行動するということは誰かのいう通りに生きることと同義です。
それが腹落ちした状態ならいいですが、そうでない場合は不満が募るばかりですよね。
せっかくの自分の人生なのに、主役の頭の中は他人になってしまうわけです。
人の夢を実現するための歯車になってはいけません。
主体的に、自分自身の人生を生きるためにも絶対に思考を停止させることなく、自分なりの理論を組み立てて行動に移しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
思い切って失敗を覚悟で自分の考える通りに行動して、万が一望ましくない結果になったとしても実際のところそんなにダメージはありませんし、成功すれば最高です。
納得のいかない他人の言う通りに動いて成功してもそれには再現性はありません。
しかし自分自身で考え、そして行動すれば例え自分の想定した結果にならなかったとしても、その経験は必ずあなたの知恵になり、中長期的には成功を生みます(しかも再現性がある)。
仕事において外部の要因で思考停止にならざるを得ないようであれば早急に環境を変えることをお勧めします。
これからは個人でも影響力をもつ時代です。冒頭でも記載した通り、終身雇用制が崩壊すれば、思考停止で毎日出勤していると・・・想像に難くないですよね。
SNSの普及や副業解禁など、自分自身の力を付けるフィールドは整いつつあります。
自分自身のため、思考停止を防いで人生を謳歌しましょう。
こちらも併せてご覧ください。
tiadでした〜。