キャリア

【就活】専攻と違う分野に就職してもいい!中々決断できないあなたへ

tiadです。

「就活で業界を決めないと・・・でも正直今の専攻とは全く関係ないところが気になってる・・・。

親やキャリアアドバイザーは他の分野は厳しいって言ってるけど、どうしよう。」

なんて思っている方に向けて、仕事と大学の専攻は全く別のものであっても大丈夫と言うことを伝えたいので、実際に大学の専攻と現在やっている仕事が全く別モノであるtiadの経験も踏まえてまとめます。

就活で迷っている方は見てね。

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専攻と違う分野に就職して全然OK

結論として専攻と全然違う分野に就職してOKです。

その理由を深掘りしていきたいと思います。

が、その前にそもそもなぜ躊躇するのか、これを考えてみたいと思います。

”大学で学んだ専攻分野(これまで積み上げてきたこと)をみすみす捨てるような気がする”

“親やキャリアアドバイザーの反対にあっている”

”行きたい分野の将来性が不安”

tiadが思いつくのは上記3点。

1つずつ見ていきます。

大学で学んだ専攻分野をみすみす捨てるような気がする

まず1点目の大学で学んだ分野をみすみす捨てれない問題です。

だけどこれ、結構間違っています。

同じ業界でも大学で学んだことを全く使わない仕事もある

というのも、大学で学んだ専攻のことをそのまま使う仕事なんてごくごく限られているから。

tiadは専門色の強い薬学部の出身ですが、そりゃ薬剤師になるなら大学で学んだことがダイレクトに生きる仕事です。

しかしtiadの所属は薬剤師ではなく、研究者を養成するコース。
なので元々の望み通りに行けば一番いいのは研究者になること。

でも6年学んで実際に研究職に就く同期はものすごく少ないです。

次に有力なのが開発系です。tiadのいたところでは、この開発職が最も多かったのですが、開発職となると大学の専攻で学んだことをそのまま使うなんてシーンは(正直)ほとんどありません。

これは実際に開発職として勤務している友人も言っていることです。

薬学部という専門職が強い学部ですら、実際にそのまま学部で学んだ知識を使う仕事は稀なのです。なので全然別の分野の仕事に就いたって大丈夫です。

その仕事のカラーに近い他の専攻出の同期にちょっとくらい最初は負けていたってすぐに追い越せます。

親やキャリアアドバイザーの反対にあっている

続いて2点目、周囲の反対にあっていることについて。

自分の人生を決めるのは自分

もうね、これはtiadも散々ありました。

親はもちろん、キャリアアドバイザーからも、何度も面談しながらも、医療系はその道以外逆に難しいよ、って言われたのを覚えています。

きっと就活を始めたばかりの方は、まずはどうしたらいいかって時点でわからなくて、とりあえず親や、大学に居るキャリアアドバイザーに相談することが多いと思うけど、あんまりおすすめしません。

特にあなたが専攻と違う業界に行きたいかも・・・と本音を伝えた時に否定された場合はなおさらです。そっと相談相手から外しましょう。

やりたいと思うことをやらずに、不本意ながら就職して、それなりにうまくいって、そのままそこに安住するみたいなことになったら、あなたは一生あの時一歩踏み出せなかったことを後悔します。

その苦悩やもやもやは親やキャリアアドバイザーにとっては実感として湧くはずもありません。

んでもって仮に不本意ながらも周囲の言うことに合わせて就職して、やっぱりダメだ!もう辞める!ってなった時、親やキャリアアドバイザーは責任取ってくれません。

だって、決めたのはあなたでしょう?って感じで。

なので、もっと自分本位で生きてもいいんです。だって自分の人生だもの。

自分の人生に責任を持てるのは自分しかいません。

行きたい分野の将来性が不安

最後はこちら。進路先の将来性について。

将来性なんて誰にも分からない

これについては現時点であまり気にする必要はありません。世の中に仕事はたくさんあります。

望んだ分野に進んで、仮にいよいよ将来性が危うい、なんて事態になったらそのときに考えれば良いことです。

そもそも先のことなんて、本当に、マジでわかりません。

オワコンだーと言われている分野でも、そこに従事する人全員がお先真っ暗になるわけではなくて、そこから横にずれたりして新たなニーズのある類似の分野だったりにいけばOK。

そもそもあなたの今の専攻の延長線上にある業界が、絶対に将来性がある!とも言い切れない場合がほとんどでしょう。

将来性、なんてのは社会に出てからたくさん考えたら良いです。

ゼロベースで考えるのは怖いことじゃない

専攻と違う分野に行ってゼロベースから始まるのは怖いことじゃありません。

考えてみてください。そもそも今の専攻に入学した当社はゼロベースだったじゃないですか。

社会に出ると同じ会社の中にいても異動や新たなプロジェクトでゼロベースから始まることなんて多々あります。

なので、むしろゼロベースでインプット・アウトプットする機会が多ければ多いほど、どこの業界に行っても活躍できる人材になる可能性は高まります。

経営コンサルタントの方なんかはそうですよね。1つのプロジェクトが終わったら、また全く違うプロジェクトで鬼のようなスピードでインプットして業務(アウトプット)を行う。

ゼロベースで考えて、行動して、大きな変化に柔軟に対応できる人になりましょう。

重要なのは学問を通して自分の頭で考える力を身に付けること

じゃあ、大学生活で学ぶことは無駄なのか?と言われると全くもってそうではありません。

大学で一生懸命に1つの学問に打ち込んだ経験は社会に出てからとても役に立ちます。

大切なのは学問することの型を学ぶこと。学ぶための練習と言ってもいいかもしれません。

それと同時に学ぶことの楽しさも学びます。

なので、極論を言ってしまえば専攻自体はなんでもいいのです。専攻はあくまでも学ぶことの題材そのもの。材料なんです。

しかし、一度本気で学ぶ機会があった人とそうでない人では、社会に出て雲泥の差がつきます。

社会に出てからの勉強はもっとハードですからね。

まとめ

いかがでしたか?

まぁ正直、ここまで読んでも専攻と全く違う職業に就くなんて4年ないしは6年間積み上げてきたものを全部手放すようで怖いですよね笑。

でも、実際には手放すことなんてないんです。

あなたの過ごした大学生活はあなたオリジナルの経験であなたに刻まれています。

この経験をどう活かすかはどんな仕事に就いても自分次第です。

思わぬところで大学で学んだことが役に立つこともあります。これは本当です。マジです。

なので、やりたいことがあるのであれば、そこに向けて思いっきりチャレンジしましょう。

数年間大学生活を過ごして、やっと自分にはもっと(他に)熱心に取り組みたい分野が分かったのに、この先も熱心になれない同じ分野で頑張るなんてそもそもキツイです。

自分で決めて、自分で行動して、改善を繰り返す。
就活で耳にタコができるほど聞きますよね。PDCAを回すって。就活や自己分析もまんまそれと同じことです。

少しでも背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

tiadでした〜。